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軽井沢物語  宮原安春  2016.6.28.

2016.6.28. 軽井沢物語
著者 宮原安春 1942年長野県戸倉町生まれ。早大露文中退。ノンフィクション作家。『誇りて在りー「破戒義塾」アメリカへ渡る』で第20回埼玉文芸賞
発行日           1991.4.18. 第1刷発行 発行所講談社
プロローグ ü標高1000mのリゾート 気象の変化が激しい 霧が深く、湿気がひどい。冬は寒く、土地は火山灰地で痩せている 霧の発生回数は、昔に比べて減っているとはいえ、年間150日以上 聖パウロカトリック教会は、遠藤周作著『薔薇の館』の舞台
ü真夏のピーク人口は15万人 面積 15,600ha 内半分は国有林、 課税対象土地 6,000ha 課税対象土地の所有者 町内の個人25.4%、法人3.7%、町外の個人38.9%、同法人32% 5,500世帯、人口15,000人、別荘11,500件、会社寮341、学校寮116、ホテル等宿泊施設の収容人員16,700、真夏のピーク人口15万 リゾート軽井沢が注目を浴びる契機となったのは1987年のリゾート法(総合保養地域整備法)で、大型開発プロジェクトが日本全土で動き出したから ⇒ 農地法、自然公園法などによる開発規制や国有林野の利用などをリゾート開発に限って緩和 北原白秋、堀辰雄、立原道造、室生犀星、川端康成、水上勉、中村真一郎等が軽井沢を舞台にしたフィクションやエッセーを書いているが、町の実像や社会学的考察を描いたものはない 駅から雲場池に向かう別荘地の一画にある外人墓地の墓碑銘からその裏の潜むドラマを通じて、リゾート軽井沢の歴史を解き明かそうとする
第1章異人たちの夏 軽井沢に日本人として初めて別荘を建てたのは八田裕二郎(裕次郎は誤記)。1893年のこと。1849年福井県生まれ。松平春嶽の下、18歳で英国に留学、維新政府の下でも海軍の勉強に再渡英。さらに東伏見宮のパリ留学のお付き武官として随行。海外生活が長くノイローゼになり海軍大佐で勇退。群馬の霧積温泉で保養中、牛肉が出てきたので問い質したところ、軽井沢に異人が多くいるので手に入ると言われ、異人に興味をもって軽井沢宿に向かい、異人たちとの交流に居心地の良さを感じすぐに別荘建設