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なぜペニスはそんな形なのか  Jesse Bering, Ph.D  2017.5.9.

2017.5.9.なぜペニスはそんな形なのか ヒトについての不謹慎で真面目な科学 Why Is the Penis Shaped Like That?......And Other Reflections on Being Human? 2012
著者 Jesse Bering, Ph.D75年ニュージャージー州生まれ。実験心理学者。学部と大学院では心理学を専攻、フロリダ・アトランティック大大学院修了、博士号取得した後、02年アーカンソー大准教授、06年北アイルランド・ベルファストのクイーンズ大認知文化研究所のディレクターを経て、14年ニュージーランドに移住、オタゴ大学サイエンス・コミュニケーション・センター准教授。コラムニストで、『サイエンティフィック・アメリカン』や『スレート』の常連寄稿者。著書に『性倒錯者』など ウェブサイトは、www.jessebering.com
訳者 鈴木光太郎 新潟大人文学部教授。専門は実験心理学。東大大学院人文科学研究科博士課程中退。著書に『動物は世界をどう見るか』『オオカミ少女はいなかった』
発行日           2017.3.5. 第1刷発行 発行所化学同人
ゲイが書いたヒトの性・生・死を巡る異色の科学エッセイ33篇
不適切なるものへの誘(いざな)い 「物心がついてからずっと、僕は〈不適切な〉ことに真摯な興味を抱き続けてきたし、そう言いもしてきた。途中から自分でも気が付くことになったが、こうした僕の大真面目な疑問は、周りの人間を僕から少しづつ遠ざけた。僕が嫌われるのは、ちょっと分析的過ぎるからなのかもしれない。今も覚えているのは、小学6年の時に教室で隣の席の女の子に次のように聞いたことだ。「僕のおちんちんは立つと短剣じゃなくて三日月剣のような形になるんだけど、これって当たり前のことなのかな? それとも奇形ってことか」。…..」 科学の世界には聖なるものなどなかったし、問いが馬鹿げていることも、してはならない問いというものもなかった。(実験することが倫理的に許されない場合があるにしても、議論することはできる) 本書は、何事も進化論的に考えたがる、無神論のゲイの心理科学者の目を通してみた世界
【男性生殖器について、知りたがったけど知らなかったことについて】 1.どうしてぶら下がっているの? その理由 睾丸は温度調節の機能を果たす ⇒ 涼しく風当たりの良い陰…

名伯楽 粕谷一希の世界  藤原書店編集部  2017.4.26.

2017.4.26. 名伯楽 粕谷一希の世界
編者 藤原書店編集部
発行日           2015.5.30. 初版第1刷発行 発行所藤原書店
粕谷一希 私の生涯は本に明け暮れてしまった 東畑精一の言葉「読書とは読むものではなく持つものだ」をよいことに、玄関から、廊下、物置まで本に埋まっている 主題は、ジャーナリズムとは何かで貫かれている 学問が体系的思考だとすれば、メディアはコラムを単位に艶やかな伸び伸びとした文筆が第一である、果たしてそれに値するかどうか
塩野七生 『ある出版人の死』 単なる編集者ではなく出版人としたい人 出版という手段を駆使して、当時の思想界の動きを変えようとした人 敗戦後長く日本の言論界を支配して来た観念的理想主義に抗して、同じ理想主義でも現実的な視点に立つことの重要さを、数多くの才能に書かせることで日本に広めようとした人 彼が舞台としたのは『中央公論』で、当時発行部数15万部 旗手は、福田恒存、永井陽之助、山崎正和、高坂正堯、萩原延壽。福田を除き、皆30代、40代の若さで、「粕谷学校」を構成、お互い切磋琢磨していた 自分も彼らから随分影響を受け、その後の執筆活動に反映されている 『粕谷一希随想集』3巻は、その粕谷文学の集大成。一昔前の日本に花開いた、知性の集合の感さえある (2014.6.24.記) 初出『文藝春秋』2014年8月号
弔辞――同時代イデオロギーの横着ぶりを嫌った君へ 芳賀徹(東大名誉教授) 48年、最後の一高生として一緒に入学 竹山道雄先生にドイツ語を習う。先生には頭が上がらなかったが、最後まで門下生の1人として、その思想と教養と知的勇気との優れた継承者だった 中央公論を辞した後都市出版を興し、雑誌『東京人』では、芦原義信、高階秀爾と芳賀徹が編集委員になって粕谷編集長を支えた 藤森照信、陣内秀信、鈴木博之ら建築史の俊秀をも、川本三郎のような脱・反体制の文人をも陣営に加えて、東京論、都市文明論を盛り上げたのは、変わることのない目利き粕谷の大手柄 同時代の支配的イデオロギーの横着ぶりを嫌って、いつもそこから離れてリベラルの目で学界、論壇、文壇を眺めては、志を同じくする、あるいは、未来への予感を共有する先達または若手俊英を見つけ出しては、日本の新しい文化を共に編集していく大きな仕事を生涯かけてやってきた (2014.6.6.護国寺桂昌殿にて)
旧制5中時代の粕谷一希 高…